らすかる
息つく暇にて
「ツノゼミ ありえない虫」 重版決定
第3刷が決まりました。まだの方は是非。楽しい本です。
きらめく甲虫 【本】
7月10日に「きらめく甲虫」(幻冬舎刊)が出版されます。世界の美麗甲虫、とくに金属光沢をもつ種を選び、高解像度の標本写真とこれまでにない印刷技術で1冊の本にまとめました。とにかくきれい。ありそうでなかった本です。
Amazonでも予約開始しています。もちろんお近くの本屋さんにこのページを見せれば、そのまま予約できます。
北海道採集7日目
夜中の3時ごろに苫小牧に到着。展示室用のゲンゴロウの採集を試みる。
懐中電灯を照らすと水中に泳いでいるゲンゴロウが見え、1時間ほどで十分な個体数が採れた。
明け方からオサムシのトラップを回収。セスジアカガネオサムシが採りたかったのだが、オオルリオサムシやエゾアカガネオサムシが入っただけだった。
小松君がミズグモを撮影したいとのことで、あちこちの湿地をめぐる。ここは素晴らしいがダメだった。
ここも素晴らしいが、ダメだった。
トキソウ。
イトヨ。
空港でジンギスカンを食べて福岡へ帰る。今回は大移動で疲れた。
いろいろと場所を教えてくださった方やご案内頂いた方々にはお礼申し上げます。
北海道採集6日目(6月11日)
美幌博物館の鬼丸さんのご案内で、エゾゲンゴロウモドキの池へ行く。残念ながら見つからなかった。
午後から丸瀬布へ。喜田さんのご案内でシノノメアリスアブを探すが、こちらも残念ながら見つからなかった。池でゲンゴロウモドキをいくつか採集した。
夕方、ふたたび美幌へ戻る。昼間の池を見に行くが、エゾゲンゴロウモドキの成虫は見つからず、幼虫がいくつか見つかったのみだった。夜のうちに苫小牧へ向かう。
北海道採集5日目(6月10日)
厚岸の臨海実験場に行く。とても良い環境だが、潮の時間が予定に合わず、仕方なく移動する。
それから根室周辺に行く。残念ながら目的のハネカクシはほとんど見つからなかった。環境はあまり変わっていないし、時期も悪くないはずなのに、不思議である。写真は春国岱。
夕方、美幌へ移動し、オサムシのコップを仕掛ける。
北海道採集4日目(6月9日)
翌朝、道南で同行者が採ったタケノコで、タケノコご飯を作った。
前夜に仕掛けたオサムシのトラップを回収。マイマイカブリが2頭入っているだけでがっかり。
それから厚岸方面へ移動する。素晴らしい塩生湿地が広がる。中央はタンチョウ。
環境は変わっていたが、ホテイウミハネカクシは健在だった。大学院生のころに私が日本初記録として再記載したもの。
アマモ場が広がり、足元にはアサリがごろごろしていた。
北海道採集3日目(6月8日)
今日は日高から十勝三股へ移動。途中の雪渓脇でふたたびメクラミズギワゴミムシ掘りに挑戦。エゾガロアムシが出るばかりで、あえなく敗退した・・・。
途中の峠にて。キタキツネはどこも多かった。
夕方、幌加温泉に到着。耳の遠いおばあさんとお手伝いのおじいさんが切り盛りしており、布団や食事は難しいとのことで、寝袋で素泊まりとした。暖かくて快適だった。
夜、周辺の池を見に行くと、ゲンゴロウモドキがたくさんいた。
北海道採集2日目(6月7日)
朝はオサムシのトラップをかける。
それからユウバリメクラミズギワゴミムシを探す。
小松君は見当違いのところを掘っていたが、私が無事に掘り出した。と思ったら、ズンドウメクラチビゴミムシだった。残念。
それから蝶の場所に行き、その夜は日高へ移動し、そこのキャンプ場で宿泊した。