さらに、さらにさらに
今日は図書館で博物館が担当している展示の準備を行った。実習生の杉本君が昨日標本を選び、それを何人かで展示した。小さいけど楽しめる展示だと思う。
さらにさらに
今日は糸島で行われる哺乳類の展示の搬出作業。あいにくの大雨で、剥製の大敵である湿り気に気を付けながらの作業となった。夕方から哺乳類の本を調べつつ、解説を書く。そのときに改めて感じたのだが、本来は「サル」や「ウサギ」で通じていたものを「ニホンザル」や「ニホンノウサギ」などとするのは、おかしなことだ。親しみある生物の名前をわざわざ堅苦しい学術的な和名にしてしまうのは、和名というものの持つ本来の意味(一般の人々の利用)を半減させるものであり、研究者の自己満足でしかない。とくにサルなんて日本全国に1種しかいないのだから、サルといえばサルであり、外国のサルに形容詞なり付ければいい話ではないか。
さらなる
久留米で開かれる展示資料の貸し出しや、NHKの北九州支所で行うツノゼミの展示の準備。いい加減疲れました。
ゴミダマの安藤さんがお見えになり、夜は美味しいものをたくさん食べた。
オコゼのお造りが最高だった。
展示開始
今日から展示開始。みっちーが里帰りから大阪に戻る途中で遊びに来てくれた。夫婦円満の秘訣を(失敗例から)伝授した。
知久さんはコツコツと計測。
アメリカから珍しいコガネムシの標本が届いたので、ちょうど遊びに来た茶坊主に自慢したところ、ものすごく興奮していた。
杉本君の博物館実習も大詰め。今日は看板を設置したり、収蔵室を案内したりして、余った時間に標本を作ってもらった。
知久さんがうちに泊まりに来ており、ギターを弾いてもらった。
「きらめく甲虫」展、準備完了
金曜に数名で一気に片付けて、今日は追加の設営を行った。
明日から始まる。
らすかる
昼から『アリのままでいたい』の試写会へ。とても面白かった。
夕方から畑へ。悲しいことに、順調に膨らんでいたトウモロコシが全て獣害にあっていた。手先の器用な哺乳類の仕業であることは確かで、ニホンザルのいない地域なので、アライグマだろう。
畑でよくお会いする方に、ここはトウモロコシを作ると必ず動物にやられると話していたが、このことかと納得した。
近くの中規模のトウモロコシ畑もやられている様子で、被害は深刻に思えた。
畑は西区だが、実は中央区の自宅のベランダにもアライグマが出現したばかりで、福岡では都心部から郊外までかなりアライグマが蔓延していることが実感としてわかった。
イノシシやシカ、アナグマとはまた違った獣害なので、農家の人は新たな敵に戦々恐々としているかもしれないし、あるいは相手がどんな動物かまだ把握できていないかもしれない。
息つく暇にて
久しぶりの日記。毎日1000人近い方が見てくださっているのに、申し訳ないです。
なんだか猛烈に忙しい。展示の準備のほか、いろいろな依頼に対応し、息つく暇がない。展示以外とは、主に夏の昆虫行事や他機関での展示に関するものである。
今週から東京農大の杉本嵩臣君が博物館実習で来ていて、胎中君や辻君も一緒に展示の準備を手伝ってもらっている。とても助かる。
実は知久さんも来ているが、あまり助言できておらず、申し訳ない状況である。
明日は久しぶりに少し休もうかと思う。
『きらめく甲虫』の見本刷りがとどいた。いろいろな方の助けがあって、本当に良い本が出来た。ありがとうございました。また詳しく紹介する。
「ツノゼミ ありえない虫」 重版決定
第3刷が決まりました。まだの方は是非。楽しい本です。
きらめく甲虫 【本】
7月10日に「きらめく甲虫」(幻冬舎刊)が出版されます。世界の美麗甲虫、とくに金属光沢をもつ種を選び、高解像度の標本写真とこれまでにない印刷技術で1冊の本にまとめました。とにかくきれい。ありそうでなかった本です。
Amazonでも予約開始しています。もちろんお近くの本屋さんにこのページを見せれば、そのまま予約できます。
北海道採集7日目
夜中の3時ごろに苫小牧に到着。展示室用のゲンゴロウの採集を試みる。
懐中電灯を照らすと水中に泳いでいるゲンゴロウが見え、1時間ほどで十分な個体数が採れた。
明け方からオサムシのトラップを回収。セスジアカガネオサムシが採りたかったのだが、オオルリオサムシやエゾアカガネオサムシが入っただけだった。
小松君がミズグモを撮影したいとのことで、あちこちの湿地をめぐる。ここは素晴らしいがダメだった。
ここも素晴らしいが、ダメだった。
トキソウ。
イトヨ。
空港でジンギスカンを食べて福岡へ帰る。今回は大移動で疲れた。
いろいろと場所を教えてくださった方やご案内頂いた方々にはお礼申し上げます。