断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

運動不足で、太り気味なので、これから月に一回は山に行くことにした。カメルーンで毎日10キロくらい歩いて、それが気持ちよかったというのもある。一人では意志が続かないことが目に見えているので、「登山サークル」を作った。それで今日は、第一回の登山として、学生さんらと宝満山へ。
西鉄太宰府まで行き、そこからバスで登山口へ。今日は久々に陽気が良いせいか、人が多く、ぞろぞろと連なって山に登る。ぞろぞろと行くと、一定の速度を保たざるを得ず、案外調子よく登れるものだ。とはいうものの、なにしろ久々の山歩きなので、だんだんと辛くなってきた。
昼過ぎに頂上へ。福岡市一帯が一望でき、非常に景色が良い。山頂付近はサクラの季節で、コバノミツバツツジも見事だった。お湯を沸かして、ラーメンとおにぎりを食べ、紅茶を飲んだ。
14時頃に下り始める。5合目以上は急な道なので、下りもなかなかつらい。15時過ぎに登山口に帰着。
太宰府駅のそばの蕎麦屋「やす武」に入り、ビールと蕎麦を頼む。ビールの美味しいこと。このビールのためにまた登ってもよいと思わせた。蕎麦もおいしかった。心地よい疲れ。
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月曜に「月刊むし」の回顧記事特集を受け取った。今回から、「蝶界」が矢後さんに代わり、新たに永幡さんによる「アマチュア界」が加わった。どちらも力が入っていて、とても面白く、勉強になる。矢後さんは頁数が大幅に超過して、次号に続きが掲載されるという。蝶だから許されるところはある。永幡さんのところは、学会誌の和文(旧甲虫学会のリスト類)には触れていなかったので、私も触れていなかった分、そこが宙に浮いてしまった。誰かが載せるべきものであったのに、著者に悪いことをしたと思った。補遺を書くか、来年掲載したい。