断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

マイマイカブリ掘り

週末に当館の公開講演会があり、それに山形と茨城からわざわざお越しになった虫屋さんがいたので、翌日に河野君を伴って4人でマイマイカブリを掘りにでかけた。山形の学生さんは永幡嘉之大先生の弟子で、80年代不良アイドルのような風貌の可憐な女子だった。

知らなかったのだが、東北から関西にかけてにくらべ、九州はオサムシの越冬採集が難しいそうだ。朝から暗くなるまで粘って、オサムシを数頭出しただけで、結局マイマイカブリは出なかった。

その翌日、山形の学生さんと河野君で佐賀に出かけ、無事に複数のマイマイカブリを出したようだ。いがった。いがった。

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吉富さん

昨日今日と愛媛大から吉富さんがお見えになっていた。
お願いした仕事の後、昨晩は飲み会。1次会にいろいろな相談や書けないような話しをして、2次会は学生4人と合流して楽しんだ。
今日は標本を一通り見ていかれた。ヒラタムシ上科(佐々治先生の標本)やゴミムシダマシ上科(中條先生の標本)が高品質で充実しているのに、誰も研究しないのはもったいないとのこと。たしかにそのとおりだと思った。両分類群とも種数が多く、非常に多様性が高いにもかかわらず、現在全体を把握している若手がまったくいない。第二の佐々治先生が必要。
 
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