断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

さらにさらに

今日は糸島で行われる哺乳類の展示の搬出作業。あいにくの大雨で、剥製の大敵である湿り気に気を付けながらの作業となった。夕方から哺乳類の本を調べつつ、解説を書く。そのときに改めて感じたのだが、本来は「サル」や「ウサギ」で通じていたものを「ニホンザル」や「ニホンノウサギ」などとするのは、おかしなことだ。親しみある生物の名前をわざわざ堅苦しい学術的な和名にしてしまうのは、和名というものの持つ本来の意味(一般の人々の利用)を半減させるものであり、研究者の自己満足でしかない。とくにサルなんて日本全国に1種しかいないのだから、サルといえばサルであり、外国のサルに形容詞なり付ければいい話ではないか。
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