断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

コスタリカだより6 帰る

現在、こちらは24日の昼の2時半。今日の夕方、こちらを出発し、深夜の便で帰路に就く。

金尾君があと3週間残り、調査を続けてくれることになっている。

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一昨日、ようやく良いツノゼミが採れた。これまで採ったことのない属で、たいへんうれしい。幼虫もかっこいい。

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また、昨晩は遅くまでバーチェルグンタイアリの引っ越しを観察する機会に恵まれた。このアリの引っ越しでは、大部分の共生者がアリの運ぶ幼虫や繭にくっついていて、見つけるのも困難だし、共生者の採集時に行列を刺激すると引っ越しを中断してしまうので、かなりの技が必要である。

最後の最後にこの採集にも慣れ、昨晩はいろいろなエンマムシやハネカクシを採集することができた。グンタイアリのエンマムシは行動といい形といい、最高に魅力的な甲虫である。

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