断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

若手虫屋の会

今日は自分が幹事の一人となっている若手虫屋の会の集まりだった。夕方6時から科博の近くの料麺館という安くておいしい中華料理店で行われた。この会でいつも利用している店である。

その前に、都立大の新津さんが面白いネタを持って研究の相談に科博にいらした。大変面白く、今後の進展が楽しみだった。好蟻性昆虫関連の話である。

今回の会合は人数が少なかったが、幹事が中心となって集まったので、今後の会の方向性や運営について話し合うちょうど良い機会になった。

若手虫屋の会は約2年前に有志8名程度で結成した。10代から30代の虫屋からなり、現在の会員数は92名を数える。会の目的は、減少の一途をたどっている10代から20代前半の若年層の昆虫研究者(昆虫少年)の活性化であり、そのために幹事たちは、彼らの間のネットワーク作り、知識の面で応援する体制を整えつつある。しかし現状は本来の方向性のほうへ順調に進んでいるとはいえず、このあたりで幹事の再構成や運営面での改革が必要である。

研究者の減少は昆虫界全体でも深刻な問題であり、この会の活動が期待を集めはじめている。幹事が一丸となり、その期待を裏切らぬような活動を今後も展開していきたい。