断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

メールの返事に終わった日

今日は少しだけ実験をし、あとはメールの返事に終始した。学会要旨の準備の前は研究室に寄ることができず、メールは自宅で読むだけだった。個人でサーバーに契約していないため、自宅からはメールは打てないので、メールは溜まる一方であった。hotmailを送信専用に経由サーバーとして自宅からの送信することもあるが、相手のサーバーによっては弾かれてしまうので、なるべく使わないようにしている。

昔、某大先生から「研究者は1日の仕事の1/3は手紙書きに使うものだ」と聞いたことがあり、そのときはまさかと思ったが、本当にそのとおりだった。しかも年を追うごとに手紙書きの仕事は増えている気がする。メールの発達で郵送の手間は省けたに違いないが、その分やりとりの量は数倍に増えているのだ。

また、ある人が「3行で返信しないと仕事ができない」と言っていたが、全くそのとおり。しかし、長いメールに3行で返信するほど偉くはないので、当分はメールに追われる毎日が続くのであろう。恩恵は限りなく大きく、絶対になくてはならないが、あるときゾッとする。

まだ数十件の未返信メールが残っているのが気になるが、明日は天気がよければ房総のほうへ採集だ。明日もまた同じくらいのメールが来るのであろう・・・。

写真は昨日撮影したお気に入りの1枚。クロクサアリの雌有翅虫。