断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

7時起床。二日酔いと寝不足だが、今日は自分の講演が2つもあるので、ゆっくりできない。朝食のために部屋を出ると、偶然、隣の部屋に止まっていた新津さんも出るところだった。つらそうな様子なので聞くと、朝6時まで飲んでいたそうだ(!)。

9時に大学に着き、10時半に自分の発表である「ケアリ属における社会寄生の進化」があった。発表に時間がかかり過ぎてしまったのは反省点だが、「わかりやすかった!」との感想を頂けたのはありがたかった。でも、二日酔いの影響もあって、自分ではイマイチ。しかし昨日は飲まないわけにはいかなかった。大人は大変だ。

昼過ぎから「未来の昆虫学を担う少年たち」というシンポジウムがあり、そこでパネラー兼演者として「社会人の虫屋に何ができるか?-若手虫屋どうしの交流とその重要性」という講演をした。その前に、岡山県の昆虫少年(小中高生)5名の研究発表があり、その少年たちの「虫が好き」という気持ちが伝わってきて、会場の人たちはみな一様に嬉しそうな幸せそうな顔をしていた。感動してしまった人も少なくなかったのではないだろうか。

シンポのあとは、しばらく少年たちと話しをした。その後、中原さんと杉本君、そして同じシンポの演者である神保君ともに、近くのファミレスで食事をし、岡山駅から新幹線に乗った。

慌しく、純粋に遊べなかった学会ではあるが、今回は昆虫少年たちに会えただけでも収穫だった。