断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昨晩は一晩中雨が降り、かなり冷え込んだが、念のために毛布を持ってきていたので助かった。目覚めると、ほかの人たちはシーツをかぶって寝ている。

トラップを見回るが、雨の影響はないようだった。

今晩からANeTのセッションが始まるので、KLへ戻る。10時過ぎに大学のマイクロバスが迎えに来てくれた。10人とその荷物が1台に収まるはずもなく、たまたまきていた1台の乗用車にも分乗し、ようやくKLへ向かった。

まずは宿泊所へ行く。安いとは思っていたが、なんと学生寮の空室を宿泊所として利用するようだ。しかも、ラマダン明けで帰省している学生の部屋である。汗の臭いが広がる建物に着くと、4階の部屋を案内される(もちろんエレベーターはない)。こちらは30kg以上の荷物を持っているので、1階に替えてくれるように頼むが、下の階は空いていないという。渋々階段で荷物を上げるが、かなりしんどかった。

その後、学生食堂へ行くが、これがとても美味しかった。マレー料理であまりよい思い出はなかったが、認識を改める必要を感じた。

夕食後に会場へ行くと、すでに多数の参加者いる。一昨年にバンコクで開かれたANeTで出会ったKohoutさん、Fellowesさん、Dechaさんなどと再会。また、今回私が誘ったアリゾナ大のChris Schmidtさんとも会えた。

8時からセッションが始まった。初日の発表は4題だったが、かなり盛り上がり、終わったのは22時近くになってしまった。その後はマイクロバスで中華料理店に行き、ビールで乾杯した。

部屋に戻ると、増子さんがすでに横になっていた。あまりにうるさく、全然眠れないという。たしかに、さすが学生寮だけあって、夜中に大声で歌うもの、大音量で音楽を流すもの、廊下を走りまわるものなどがいて、ほとんど一晩中うるさかった。

写真は宿泊所の裏で撮影したアカメガシワの花外蜜腺に集まるGnamptogenysの一種。