断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は昼近くまで寝て、それから科博へ行った。まだ少し疲れが残っているが、ゆっくり寝たらかなり回復した。

科博へ着き、まずは京都の藤原さんへアリを送った。凍らせるとまずい材料なので、考えて梱包したが、この寒さで少し心配。そのあと、Steiner夫妻へシワアリの標本を送り、同時に研究の進行の遅れを詫びる。すると「Don't worry about the speed of progress - we have a saying here "good things take their time" :-).」との返事。ちょっとプレッシャーを感じる。

これから年末にかけては、ケアリの論文(分子系統と化学分析)と、ランビルで採集されたヒメサスライアリと共生するハネカクシの論文(記載分類)の作成に集中する予定。

今回のANeTで色々な人の話しを聞き、刺激になったが、同時にかなりやる気も沸いてきた。こう、やる気の源になる学会には参加の意義がある。

夕方、西海研に紅茶のお土産を持っていく。ついでに星野さんが生物科学に載せる海綿の分子生物地理の原稿を読む。

写真はLarhodius maruyamaiの擬似生態写真。5mm程度の丸くて小さな可愛いコガネムシ。平べったくて短い脚だが、意外に器用にすばやく歩いていた。