断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

水曜の講義の準備が忙しいが、色々と用事が入ってなかなか集中できない。

先週からニュージーランドのRichard Leschen氏が日本に来ていて、野村さんとともに大阪・愛媛・九大と、日本各地を行脚していた。同氏は40代の若手ながらすでに甲虫学の大家である。私は一昨年にGeneveで会ったことがあった。今日から東京に戻ってきていて、明日帰国ということで、今晩は新大久保の居酒屋で彼の歓送会をひらいた。参加者は、同氏、野村さん、岸本さん、西川さん、川島さん、私の6人だった。Leschen氏は疲れていたはずだが、盛り上がりに盛り上がり、なかなか話しが尽きず、22時過ぎに解散となった。彼は高田馬場のホテルに泊まっていることから、帰りの方向が一緒だったので、同じ電車の乗った。そして、「高田馬場でもう一杯やっていこう」ということになり、さらに30分くらい高田馬場で飲んだ。アリノスハネカクシの系統の話しになり、「それはネイチャーに載るよ!その論文を書いて、お前は就職するんだ!」との激励をいただく。甲虫の多様性と系統学に関する見識は深く、言うこと言うことが勉強になった。各地の行脚のなか、きっと、日本各地の研究者に刺激を与えていったことだろう。