断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

このところ忙しくて疲れ気味だったので、今日は寝坊してから科博へ行った。こうやって、自由に時間が使えるのは恵まれた身分かもしれない。そういえば昨日、神山君は朝8時から夜の11時まで働いていると言っていた。彼の上司には夜中の2時過ぎまで会社にいる人もいるそうで、「この業界(SE)はみんなこんなものですよ」との由。

午後から、亀沢さんと福富君がやってきた。亀沢さんは文献のコピーで福富君は論文書きの続き。亀沢さんが虫を見て、福富君がパソコンへ向かっている間、自分はそそくさと実験室で実験していた。

先日かけたマイクロサテライトの解析は非常にうまくいっていた。明らかにExTaqの効果てきめん。やっぱりTaqの品質は重要だった。下らないことでデータ取りにつまづいていた。また、京大の松本さんが送ってきてくれたヒメサスライアリ各種のDNA抽出をした。例のA.laevicepsの隠蔽種を対象に、その他A.gracilis、A.dentatus、A.hottaiを明らかなgood speciesとしての比較材料とした。標本の状態があまりよくないかもしれないとのことで、うまくPCRで増えるか心配だ。

夕方から3人で新大久保の韓国料理店「ノダジ」で一杯・・・のつもりが閉店まで。行き付けの店で、いつもチヂミやらチャプチェやらオマケでくれるのだが、今日は店長の奥さんがいなくて、残念ながらあまりサービスはなかった。大久保周辺には数百件の韓国料理店があるが、ここはハズレなく美味しい。カムジャタンを肴にマッコリで痛飲。

カムジャタンはジャガイモ鍋の意味で、豚の背骨とジャガイモが辛いスープに入っている。背骨についた肉をかじるのが美味しく、スープが染みて柔らかくなったジャガイモがまた美味しい。そのあとに雑炊にするのは日本の鍋と一緒だが、そこでゴマの葉や刻んだキムチを加え、最後にごま油をかけて調理する。

さて帰ろうかと思ったときに山形の永幡さんから電話があり、いまから大久保に寄るから、20分飲もうとのこと。終電間際まで、本当に20分だけ飲んだ。とにかく忙しい人だ。なんだか顔色が悪く、少し心配だった。

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