断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝起きたら異変が…。ヒマワリの芽が出ていた!これから毎朝、観察するのが楽しみだ。気分良く金魚の水槽の水も取り替える。

昼前まで家で仕事をし、午後から科博へ。車中にて「日本語練習帳」を再読。うーん、やっぱりいい。新大久保から科博へ向かう道すがらに「バールのようなもの」でこじ開けた金庫の残骸があった、と以前に書いた。今日はその写真を携帯で撮ろうと思って(そして友達に送ろうと思って)その場所へ行ったが、昨日まではあったのに、消えてなくなっていた。GW中に清掃業者はありえないので、おそらく警察が持っていったのだろう。9割9分、盗難にあった金庫だろう、場所と大胆さから日本人ではないことも確かだろう、などと想像をぐらせる。身近にそんな人が住んでいるとは、東京の人ごみは深い。

科博では昨日の解剖の続きやパワーポイントの作成をする。実験室に行ったら、人がいなかったので、PCR産物を冷蔵庫に入れて早々に退散。

マラヤ大のRosliさんからメールが来た。この6月に10日ほどマレーで調査の予定で、許可等のお願いに対するお返事だった。今回は自分に加え、北大の小林さんと大島君、信大の小松君、京都繊工の藤原さん、愛媛の片山君、九大の細石君という若者7人で調査の予定で、今から楽しみだ。しかしどうしても採りたい虫があるので、気持ちに余裕はない。

今日は早めに帰宅し、探し物をする。押入れの奥深くに仕舞ってあったダンボールを取り出したら、高校から大学までの思い出の品々が出てきた。中学の成績表や高校時代の模試の成績、山岳部時代の山での写真、昔の彼女の写真や手紙…。思わず見入ってしまった。

駿台予備校のときに後期試験対策の「全国小論文模試」という小論文や英文読解の試験があった。久しぶりに自分の解答を見てみると、所詮高校生なので高尚な表現はないが、流れが良く活き活きとした文章に驚いた。高校時代は熱く、感情がほとばしっており、文章はあとからついてきたという感じだったようだ。

Steiner夫妻からMPEに印刷中のPDFが来る。ヨーロッパ産のトビイロシワアリTetramorium caespitumに7種も含まれていたというもの。しかも同所的に複数の種がいる。少し前までは日本産のトビイロシワアリにもこの学名が与えられており、非常に近縁である。東アジアのトビイロシワアリにも同様の問題はあるだろう。同じ問題がクロクサアリにもありそうなので、将来、世界各地の標本を調べてみたい。そういえば、夫妻から東アジアのトビイロシワアリを集めて送って欲しいとの依頼があった。

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