断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

GW明け初日。GW中に働きすぎたせいか、朝起きるのがつらかった。昼前に科博へ行き、仕事開始。今日はずっとメールが不通だったので、仕事に専念できた。

届き物多数。北大出版から「札幌の昆虫」が届いていた…。これは誰かに差し上げよう。大阪の河上さんから、島根の海岸で林さんの採集したハネカクシが大量に届いた。種数の多さ(15種!)と内容の質の高さには驚いた。また、こちらのリクエストに応えて頂き、解剖までしていただいたのには助かった。お二人が島根県の海岸性甲虫を調べるに際しての同定依頼だが、これくらい採ってくださるとやりがいがある。

自然海岸の保全にあたって海岸の昆虫は最も重要な材料の一つである。しかし、それらは技術的に採集が難しく、おそらく初心者が調査を始めても、実在する種数の1割も採集できない。これが出版されれば、1県の海岸にこれだけの種数がいるという例として、そういった調査の参考になるだろう。

パワーポイント作成の下準備として標本撮影を始める。しばらくデジカメを使ってきたが、標本写真というのは野外撮影に勝るとも劣らず難しい。今日は良いものが撮れず、結局時間を無駄にしてしまった。本当ならCCDカメラの良いやつが近くにあればよいのだが、科博にあるものは古く、とにかく画質がいまいち。良いものもあるが、最低倍率が100倍…。どなたか都内で撮影させてくれそうな施設(5ミリ前後の被写体を撮影できる機材がある)を御存じないでしょうか?

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