断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

他人のブログにおいしいラーメンの話が書いてあると、読まずに閉じることにしている。

こちらでは天気予報に規制がないので、テレビ局によって天気予報が全然違う。Weather Channelという権威ある天気予報専門局では、来週また気温が下がると言っているが、地元シカゴ局ではずっとプラス気温が続くと報じていた。天気予報のあとに生け花をやっていて、ヤナギ、ミツマタ、コブシのような花を生けて、春はもうすぐといっていた。

行きしなにハヤブサのような鳥を見かけた。双眼鏡の出番と急いで出したが、間に合わず。ワンワンと子犬のように鳴くカラスを眺めた。

先日中華街で店の前にレタスが置いてあった件、中国語でレタスを「生菜」といい、その発音は「ションサイ」で、「成財」と同じで縁起が良いからだということがわかった。なるほど。

前にも少し書いたが、姓名転倒について。自分のHPで姓名順で名乗っているため、どちらが苗字だかわからない外国人が多いようで、「Dear Maruyama」とメールで来たりする。今日も来た。それはどうでも良いのだが、どうしても名姓順に抗いがたいものに論文がある。暗黙のうちに西へ倣えを要求される。もし自分がジャーナルを作るとしたら、姓名順の民族に対して、自由に表記する方法を考えたいと思う。論文引用に不都合を伴わずに対応する方法はいくらでもあるはずである。少なくとも動物学関係の雑誌でそのようなものは知らない。そういえばAsian Myrmecologistというアジア人主体の雑誌ができるが、そこでどうなるのか、たのしみでもある。論文に関して、姓名順で貫き通し、名を姓として使用している人を何人か知っている。その精神は立派なものだと思う。ちなみに、Itino先生やItioka先生とその学生さんたちのように、ローマ字をヘボン式ではなく訓令式(日本式)にしている人も個人的には好きである。以上、どれも自分では実現していないことでした。

スウェーデンのFerrer氏より好蟻性ゴミムシダマシの別刷りが届く。驚いたことに、好蟻性のゴミムシダマシに関する一通りの文献をコピーして同封してくださった。九大の吉村さんよりアリの標本の援軍をいただいた。人々の優しさにホロリと来た。

4月からGW明けまで長期で彼の地へ行くことにした。こんどこそ!

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