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というよりプロジェクトの紹介である。「Assembling the Beetle Tree of Life (BToL)」というもので、一言で表せば世界中の甲虫を対象とした系統関係の解明とそれに関するデータベースの構築である。詳しくは「Project Description」を読んでほしいが、とにかく規模も目標も大きい。少なくともこのプロジェクトによって甲虫の体系学は大きく進歩しそうに思える。また、小手先のDNAだけでなく、形態情報も集積していこうというところに哲学を感じる。
ところで、悲しいかな、世界の甲虫研究者からなる「People」に日本人の研究者の名前がひとつもない。日本にも甲虫の高次関係で仕事のできる人がいてもよいと思うだが・・・。