断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

収蔵室に寄って標本整理の後、研究室で形態形質行列の作成。途中、細石君の実験に付き添って、行列を埋めているうちに20時近くなってしまった。ところで形態形質行列の作成には何のソフトを使うのが便利なのだろうか。私は普通にExcelを使っているが。
今日から実験を始めようと思ったが、時間の関係で来週へ持ち越すことにした。来週はヒメサスライアリの雄のDNA抽出とシーケンスに着手する。以前に書いた問題の実践開始である。ただしバーコード定番領域のCOIはあまりにも塩基置換率が高すぎて、ヒメサスライアリでは全く使えない。16Sは種差を見るのにちょうど良い感じで、それに核の遅い領域を加えて系統解析に使うのが良さそうだと考えている。写真はヒメサスライアリの一種Aenictus gracilisの女王と職蟻。