断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝10時に中島さんが来て、津屋崎からアザラシの剥製と魚類の標本を持ってきてくださった。どちらも展示用。哺乳類の展示では九州産と沖縄産の標本を使うことになっているが、実はこのアザラシも立派に九州産。魚類は珍種ぞろいで、こちらも見栄えがしそうだ。
昼に魚類用の展示ケースが届く。昆虫のドイツ箱風の防水アクリル製で、私が設計して急いで作ってもらったもの。魚の配置(貼り付け方)には頭を悩ませたが、どうにかうまくいった。あとは標本を入れた後に液もれしないかどうかである。
昼食は中島さんの勧めで、中島さんの自宅の近所にある宗右ェ門という蕎麦屋へ。完全な江戸風で、味もかなりのもの。九州で江戸風の蕎麦は諦めていたので嬉しい。難はかけそば700円、せいろう850円という九大周辺では(東京だとしても)高めの値段だろうか。
そういう作業のあいまに科研費の書類手続きを終わらせる。バタバタだったが、期限前に出すことができた。今日は中島さんにお世話になりっぱなしだった。