断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

真夏日、うだるような暑さ。このまま梅雨があけてしまうかもしれないとのこと。しかし雨は十分に降ったそうだ。メリハリのある梅雨でした。
午前中は少年科学文化会館の方が来て、話し合いのあと、展示と収蔵施設をご案内する。
17年ゼミの展翅、標本の試し撮り、書類書きなど。進化学会の要旨を書き終えて、奥山さんにみてもらう。森本先生を見習って少し絵描き。
岡山の渡辺さんからFITのハネカクシ一式、栃木の北澤さんからクサアリの新種っぽいメスの標本2頭、岡山の藤谷さんからウミハネカクシ。ありがとうございました。
写真は八重山諸島に分布するオオヒゲブトハナムグリAmphicoma splendensの金色型。1996年の3月、石垣島でヤンバルアワブキに登って、花に集まるものを採集した。この種は非常に色彩変異が豊かで、オスは金色→金緑色→金青色と変化する。メスのほうが変異の幅が広く、金赤色→金色→金緑色→金青色→金紫色と変化する。写真の金色型は金緑色型と並んで普通で、金青色が少ない。残念ながら唯一の金青色は撮影の際に壊してしまった・・・。汚れはヤンバルアワブキの花粉。