断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

午前中は標本の発送。イタリアにマンマルコガネ。送る前の標本ラベル一覧作成に時間を要した。マレーシアのUlu Gombakで14種のマンマルコガネを採集したが、そのうち5種は確実に未記載種で、2種はその可能性の高いものとのこと。要するに半分は未記載種だった。コガネムシのように良く調べられている分類群、しかもクアラルンプールのすぐそばでこの数とは、改めて熱帯の多様性の大きさを学ばされた。これがハネカクシだったらどうだろうか。
8月の2日と3日で福岡空港のカブトムシ教室の講師をやることになっていて、今日はイベント会社の方とその打ち合わせがあった。当日はカブトムシを配ることになっていて、昨晩、そのカブトムシを大分の業者に取りに行ったそうだ。手土産はその業者からもらったというカブトムシとオオクワガタと巨大なヒラタクワガタ。「うちの息子も大きくなりましたので、先生に差し上げます」とのこと。心得ていらっしゃるが、外産種には微妙・・・。ご本人も「こういうのはよくないですよね」とおっしゃっていた。
今日も多忙で、ゆっくり食事をする時間がなかった。マレーシア旅行前に終わらせたい仕事も詰まっている。昼過ぎにあわてて21日の大阪行きのチケットを取った。すでに一杯で「リクエスト」だったが、幸いにして今年度はANAのブロンズ会員なので、優先的に予約待ちが取れた。来年の春までの会員。それまでは有意義に利用したい。

70mmのオオクワガタ。一昔前なら相当立派。いまでも野外で採集したならすごい大きさ。

95mmの日本産個体群ではないヒラタクワガタ。キーボードに噛み付いてます。アットマークを押していて、ファイルを開くとしばらく「@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@」でした。