断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

夜明けより沛然と雨が降っていて、今日の採集は諦めようとも思ったが、少しでも天気が回復することを期待して海岸へ行く。しかし雨はやまず、海岸の環境を写真に収めて市内へ戻った。途中、「おいしん坊」でゴーヤチャンプルーを食べる。時間が余ったので、ネットカフェで仕事をし、本屋で小説を買って、レンタカーを返した。
機中、綿矢りさの「インストール」を読む。先日「蹴りたい背中」を読んだのだが、どちらもすばらしい。私は後者のほうが好きだった。それにしても天才としか言いようがない。
大学へ戻り、多見謝川で採集したフネアマガイを展示水槽に入れ、部屋の掃除などする。
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いつも行くマレーシアのUlu Gombakでチクングニヤ熱chikungunya feverが発生し、宿泊地周辺に大量のDDTが撒かれてたそうだ。
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速報:コケムシ「科」がハネカクシ科の一亜科に格下げされました。
Good-bye Scydmaenidae, or why the ant-like stone beetles should become megadiverse Staphylinidae sensu latissimo (Coleoptera)
VASILY V. GREBENNIKOV and ALFRED F. NEWTON
Eur. J. Entomol. 106: 275–301, 2009
「sensu latissimo」というのは「sensu lato」の最上級。ハネカクシ科には旧アリヅカムシ科や旧デオキノコムシ科も入っているが、未だそれを認めない人がいるため、latissimoという表現になっているのだろう。著者のグレベンニコフさんは近々九大に遊びにくるようです。
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