断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

Dicuspiditermesという属のシロアリの女王とその好白蟻性ハネカクシ。女王は2.5センチほど。シロアリは棒状の塚を作る土分解者である。他の土壌生物が分解して土にした植物遺体をさらに分解する。ハネカクシはFeldiniという日本にはいない族のもので、この群のシロアリに特有のものである。シロアリの巣にすむ生き物には寄主のシロアリに「感触」を似せている(と思われる)ものが多いが、この種では腹部の腹面がやわらかくなっており、腹部を折り曲げたときにそこが後方に露出するようになっている(右の個体)。(Apr 9 2007, Ulu Gombak, Malaysia)
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