断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

さすがに疲れ気味なので、昼から出勤。早速、4年生の実験のお手伝いをする。留学生の劉さんとは英語で話すことが多いのだが、私の発音が良すぎてevaporatedが通じなかった。仕方がないので鍋を火にかけている絵を描いて説明した。それから瀬島君が来て、小1時間かけて標本の撮影を手伝う。
夕方からEsakiaの論文の原稿を書く。3つ準備していたが、良くて2つ、最悪1つになりそうだ。中止した1つは、世界中の博物館から標本を借りていたハネカクシ1種の分類位置の論文だったのだが、20世紀初頭の標本ばかりで、古いラベルの筆記体が読めずに断念した。写真をとってヨーロッパの研究者に回覧しなければならないのだが、その時間はない。また読めても古い地名であることが多いので、それを調べる必要もある。帰り際、ずっと前に書き終わっていた論文をウェブ投稿した。
終電の1本前だったのだが、車中で緒方先生にお会いした。半端ではない頻度で海外出張に出られており、相当お疲れの様子。「もうだめ、ぜんぜんだめ」と嘆いておられた。
帰りに川を覗くと、またアジが遡ってきていた。きっと海にはたくさんいるのだろう。しかし今年はいけないだろうなぁ・・・。