断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

4年生2人が来て、学会発表の相談や雑談などをする。2人ともパソコンを持ってきたのだが、画面に埃が付いているのが気になり、嘲笑のうえ、ガラスマジックリンを渡して拭くように命じた。
かくいう私の机は常にさまざまな物で満ち溢れている。打ち出し原稿、絵、封筒、本、未開封の郵便物、何かの資料、未払いの払込票、憎悪、悪寒、戦慄。にもかかわらず4年生に1人に「先生、机の掃除しました? なんかきれいになってません?」と言われた。ささやかな復讐だろう。
意味もなく練習撮影。D90パンケーキレンズAi Nikkor 45mm F2.8P (ブラック・シルバー) - マニュアルフォーカスニッコールレンズ | ニコンイメージングAi Nikkor 45mm F2.8P)をつけて撮影。明るくてよいレンズ。

そのあと、4年生と理学部へシーケンスをかけに行く。アイスボックスにシーケンス用のプレートを入れて持っていたら、前から3年生がやってきて、それは何ですかというので、冗談で「鮮魚」と言った。それから、「来年は君たちもやることになるから、一度シーケンスのやり方を見ておきなさい」と言って、シーケンサーに連れて行き、試料をかける手順などを説明した。さて戻ろうかというとき、3年生に「ところでこの鮮魚はどうするんですか」と真顔で訊かれた。世間の怖さを知らないようだ。
仕事をしていて、気付いたら23時51分になっていた。終電は23時55分である。「これは泊まりか・・・」と思ったのだが、自分の足に一縷の望みを託し、駅まで自転車を飛ばすことにした。改札に付いたのは23時54分。電車のなかで気分が悪くてたまらなかった。
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うちに帰ると嬉しいメールが。タマムシ屋の福富君に娘が生まれたそうだ。「明咲」とかいて「あさぎ」ちゃん。アサギマダラ浅葱色のからとったのだろうが、良い漢字だ。
*知人より、アサギナガタマムシという説が。たしかに。