断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

カナダのハネカクシの大家Klimaszewskiさんから「このヒゲブトハネカクシ亜科の一種の族の所属はなんだと思う?」との質問があった。イタリアの大家のPaceさんはHomalotiniと言っていたらしい。しかし私の答えは違っていた。明らかな新属で、かなり変なもだったが、形態だけでもいろいろとヒントはあるのである。こういうことがあるとマジメにヒゲブトハネカクシ亜科だけをやったほうが世間の役に立つのではないかと思ったりする。

        • -

2本目の論文完成、3本目にとりかかる。今日はタイプ標本の撮影と解剖。写真は世界で1頭の1属1種のホロタイプ。北米産の好蟻性ハネカクシLosiusa angusticollis。体長は2ミリちょっと。最近だんだんと良い写真が撮れるようになってきた。