断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝食は川のそばでチャーハン。川に大きなコイ科の魚がたくさん泳いでいる。机の下にヒメカブトムシが落ちていたので拾う。



昨晩、ワタナさんがネットカフェから戻ってきて、博物館の先生からの言付けを受け取った。教員評価情報システムを今月中に入力しなければならないので、パスワードとIDを調べてほしいとのことだった。しかし調べようがなく、メールで委任状をお送りすることにした。朝からいろいろなところを回ることになっていたが、まずは野村さんと中瀬君にある場所で降りてもらい、私はネットカフェに連れて行っていただいた。結果、委任状なしの特別措置で入力を終えられたとのことで、留守の先生にご迷惑をおかけしてしまった。
それから野村さんのいる場所へ戻り、いくつかの場所をめぐる。場所ごとに降ったり止んだりの天気で、まさに馬の背を分ける雨だった。公園の山塊を囲むように道があり、地形が複雑なせいだろう。
昼食はご飯の上に鶏肉を辛くいためたものと揚げ卵の弁当。昼食をとった場所は美しい渓谷で、淵に大きなコイ科の魚がたくさん泳いでいた。野村さんはニジマスを養殖しているんだと言い張っていたが、私はコイ科を力説して説得した。
巡った場所でいちばんよかったのはKrung Chingという入り口付近で、ここに泊まればよかったと思った。道が平坦で、ヒメサスライアリを探しやすそうだ。何よりも林が湿っていて虫が多く、私はサルノコシカケから大量の甲虫を得ることができた。ゴミムシ、ハネカクシ、テントウダマシ、ゴミムシダマシ、ヒゲナガゾウムシなど。
それからコテージへ戻り、夕食を食べに行く。今日は公園の所長との宴会が予定されていが、所長が会議で中止になってしまった。宴会の予定だったので、大変なごちそうだった。ティラピアの餡かけ、イノシシのカレー、木の葉っぱを炒めたもの、シシャモのような魚の揚げ物、エビの塩辛、トムヤムクンなど。食堂の床に大きなヒキガエル(Bufo asper?)がいたので、コガネムシを放り投げたら見向きもされなかった。

お月見で虫の集まりは悪い。未明には月が沈むので、つけっぱなしの軒先の蛍光灯と森の中に仕掛けた12ワットの蛍光灯が頼り。