断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

毎日10キロほど歩いているのだが、幸い平坦な場所が多いので、あまり疲れない。景色は新鮮だし、いろいろと面白い。
今日は堀さんと細石君も同行して、サスライアリを探しに、巨岩のある場所まで行くことになった。途中、きれいな川があって、ポケットに入っていたパンを投げ込むと、コイ科の小魚がバクバクと食べに来た。2時間ほどで巨岩に到着。たしかに巨岩で、動かそうとしたがピクリともしなかった。
堀撮影
帰りにアドルフさんが植物についていろいろと教えてくれる。アドルフさんは35年間、林業試験場に勤務していたそうで、植物には特に詳しい。これはHIVの治療に効果が見つかったという Ancistrocladus korupensis

そしてこれは精力剤になるというトゲトゲの蔓で、アドルフさんは喜んで持ち帰っていた。

午後、キャンプ近くでサスライアリの絨毯攻撃を観察した。人の背丈くらいまでの葉の上までくまなく攻め込んでいき、ゴキブリやカエルがどんどんと追い出されていた。
トラップの様子を見に行くと、再び足首に激痛が。ツェツェバエが止まっていた。急いで振り払う。
夕飯はソフト麺
キャンプ場には一応、トイレがある。地面に穴が空いており、そこに木製の便座があるだけなのだが、トイレがあるということ自体が驚きだった。そして、着いた初日に夜中のトイレを覗いてみたら、なんとトイレに手のひらを優に超える巨大なウデムシが止まっていた。便器の中と外に1頭ずつ張り付いている。急いで堀さんを呼んで、堀さんは外側の1頭を採集。そして私は内側のものを採集することにした。
それで今日はゴム手袋をはめてそのウデムシを捕まえようとしたのだが、敏感ですぐに穴の奥へと逃げ込んでしまう。何度か挑戦したが、結局逃げられてしまい、捕まえることはできなかった。