断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

バーゼル大学のナーゲルさんは世界に4人の現役ヒゲブトオサムシ研究者の一人である。4人のうち1人は私だが、私はあくまで副業。ナーゲルさんを含む3人は本業としている。研究を行うにあたっては、本業の人を尊重しなければならない。とくに分類では先に始めた人を優先するのは暗黙の了解としてある(その人の研究が信用できない場合は別)。そこで今後の私の計画を伝え、内容が重複する場合には標本を譲る約束をした。それに対してナーゲルさんは大変喜んでくれた。良好な関係が築けそうだ。
今日は農学の修論発表会だった。
安藤さんに文献整理のバイトのお願い、藤原さんに卒論のデータと標本の整理をお願いした。腹巻き姿で肩こりの薬を塗っていたら、「先生、それって女の子の前でしないほうがいいですよ」と笑われた。2人ともいろいろな友達と3、4回も卒業旅行に行くらしい。昆虫学教室の同級生5人は浜松、富士山、熱海に行き、静岡をめぐる旅にするそうだ。
21時に帰宅し、暗い中、花壇にスカシユリを植えた。