断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝は病院へ。念のためのツライ検査はあまり意味がなかった。ツラかった・・・。でもこの歳になると健康には用心しておいたほうがよい。そういう歳になったのが哀しい。
午前中は森本先生のところへ伺って、金尾君と一緒にシロアリについて色々とお聞きした。有用な文献などなど。竹松先生にも一度ご挨拶に伺わなければならない。
食堂で、今年から比文に着任した舘さんにお会いし、ご挨拶した。それから徳田さんにお会いし、あまり明るくない話しをする。結局がんばりましょうという話し。
徳田さんには「今年は科研だめそうですよ」と話したのだが、研究室に行くと、通ったとの通知が来ていた。しかしかなり!!減額されていた! 使い途を考えなければ。とりあえず念願のロンドンとドイツにタイプ調査の旅に出られそうだ。今年は準備時間がなかったので、書類に数日しか時間をかけられなかった。自分で読み返してもわかりにくい文章だったのだが、「ここだけは読んで」というつもりで、重要な部分をゴチックにしたのが良かったのかもしれない。課題は「軍隊アリと共生する好蟻性ハネカクシの種多様性と種分化」
午後から廣永さんが来て、アリスアブの標本調査。アリスアブの分類は難しい。奥深い。難しい。昨年の春に佐賀で採集したものはどうやら未記載種のようだった。
ーーーーー
昨日の続き。
4. カミキリは原住民から買取った。片目のお兄さんで、すべて飛翔中のものを掬ったものだが、よくこんなに捕まえるものだと感心する。キノボリハンミョウ(ハネナシハンミョウ)の小型種(右端)が嬉しい。上の横向きのキリギリスはハネナシハンミョウに擬態している。さらに若齢のものは、もっとよく似ている。それは捕まえてようやくキリギリスだとわかった。この種の成虫らしいものは、後ほど。その下のカノコサビカミキリの一種がちょっと嬉しい。

5. 左上の巨大なサビアヤカミキリ、その3つ右の超小型のシロスジカミキリ、下のモモブトゲンセイ、その両脇の大型のキマワリがめぼしいものだった。

6. ハンミョウの左下のハタザオツノゼミは別府さんにいただいた。中央の下にいる触角の太いハムシが面白い。その他、左上のクモゾウムシの塊の右にいる青いナガキマワリが初物だったが、個体数は多かった。この時期のものなのだろう。