断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

最終日。今日も採集に行こうと思っていたのだが、朝から強い雨が降っているので、諦めてのんびりすることにした。
ゲゲゲの女房を見てから、荷造りをする。11時頃に宮之浦の郵便局へ行き、福富さん、秋野さん(シロアリとハネカクシガスクロマトグラフィーを依頼)、小松君(ハネカクシの撮影を依頼)にゆうパックを発送した。
それから何もすることがないので、安房の貯木場を見に行ったり、トッピー(高速フェリー)の発着場の近くでラーメンを食べたりして、13時半のトッピーに乗り、屋久島をあとにした。
屋久島はどこも景色がすばらしく、常に雨があって涼しいし、のんびり過ごすには一番の場所だと思う。一度長期で滞在してみたい。ただ、シカの食害による森の荒廃には胸が痛んだ。ちょっこし西部林道を見てみたのだが、下草や実生がほとんどなく、あるのはクワズイモやキジョラン、一部のシダ類など、シカの嫌う植物ばかりである。屋久島にオオカミの記録はないが、地史的にいたことは間違いないだろう。やはり天敵の缺如というのは困ったものだ。
ところで、今回確信したのだが、シロアリを見ていて、近くに焦点が合わない。これって・・・。