断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

久々の雨。しかし明日には晴れるようだ。
山本君が4泊5日の北海道での採集から戻ってきた。とりあえず無事でよかったし、彼が今やっている海岸性ヒゲブトハネカクシ属では成果が得られたようだ。
私は潮間帯性のハネカクシやウミミズギワゴミムシSakagutia marinaBembidion umi)を頼んでいたのだが、前者はわずか、後者はオオズミズギワゴミムシB. quadriimpressumというド普通種に変身していた。
「君はオイモだな」という優しい言葉で旅行の疲れをねぎらった。
ただし、カラフトオニヒラタシデムシThanatophilus lapponicusをたくさん採ってきてくれたのは、ちょっこし嬉しかった。
午後から弘岡君にアルバイトに来てもらって、展示室の水槽の大掃除をした。60×45×45が2つなので結構な仕事になる。2年ぶりにゲンゴロウの水槽を底からかき回したら、古い外骨格がたくさん発掘された。水をくみ出す際にホースを口で吸ってバケツに流し込むのだが、ゲンゴロウ水槽の汚濁水を誤ってゴクンと飲み込んでしまったのは気分が悪かった。
2年前にそれぞれ島根・農大(福島)と鹿児島から送っていただいたゲンゴロウとコガタノゲンゴロウ、そして昨年佐賀で採ったクロゲンゴロウがいるのだが、どれも数が減少していた。ゲンゴロウは見栄えがいいので、もう少し欲しいところである。島根あたりに採りに行きたいなぁ。
せっかく労働力があるということで、溜まっていた段ボール類をまとめて処分した。スッキリ。
書き忘れたが、昨晩はイエシロアリの飛行があった。近所の空き地でヌマガエルが大合唱。