断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昨日は午前中に官舎の草刈があった。各自、落ち葉を掃いたり、草をむしったり、植え込みを剪定したりするのだが、手持ち無沙汰だったのか、階下に越してきたインドの人は植え込みの端にあるヒイラギモクセイを丸裸にしてしまった。よほど「you cutting too much」と言おうと思ったが、考え込みながら真面目な顔をしてやっていたので、なにも言えなかった。
午後からタナゴを釣りに行った。しかし、田んぼに水を入れている最中で、水路が大増水していた。かろうじてカゼトゲタナゴ1、ヤリタナゴ1、オイカワ1、カワムツの子多数、フナ多数といった感じで、すぐに竿を仕舞った。田んぼに水がたまり始めると、畦にゴミムシ(ほとんどゴモムシ類)がうじゃうじゃと登ってきて、そこからどんどんと飛び発って行った。持ち帰る魚がカゼトゲ1匹だけでは寂しいので、ミナミヌマエビを50匹くらい掬って帰った。
夜に「フィッシュ・ストーリー」を見た。猛烈に面白かった。「鴨とアヒルのコインロッカー」も猛烈に面白かったが、それと同じ原作者と監督であることを後で知った。アメリカから帰って以来、ほとんど邦画しか見ていない。アメリカでは毎日毎日英語漬けだったので、帰国後にすっかり「できるだけ外国語を聞きたくない症候群」になってしまったのだ。それが治っていない。そもそも近頃は邦画が十分に面白いので、洋画なんぞにまで手が回らない。
今日は寝溜めして、午後から大学へ出かけた。アリの餌にするクモを探したのだが、途中で雨が降り出して、代わりにショウリョウバッタの幼虫を一匹捕まえた。夜までに日本語の報文を一つ書いて共著者に送った。
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修士1年の金尾君の論文が出版された。Zookeysは早くて良い。
http://pensoftonline.net/zookeys/index.php/journal/article/view/468/456