断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昼に小池先生より電話があり、カブトガニのポンプが止まってしまったとのこと。急いで会場に行き、ポンプを復旧させる。
会場をブラブラした後、大学へ行き、ツノゼミ展の様子を見る。休日とあって、ほとんどが学外の親子連れだった。アンケート回答率が非常に高く、かなり好評のようだ。宣伝さえしっかりできればもっと来場者は増えると思うのだが。
久々に水槽の掃除をした。山から採ってきたハヤシクロヤマアリの蛹や幼虫が飼育中のオオアリに人気で、おいしそうに食べていた。このところヤクルトばっかりで、幼虫もヤクルト色だったので、良い餌が見つかった。

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Zookeysにインパクトファクターがついた。1.133で、今年の9月に公表されるとのこと。学生の投稿先の選択肢の一つに挙げるべきものになった。また、共同研究者のいるタイやマレーシアでは、IFのついていない雑誌は業績として評価されないそうで、それはほとんど不当と言ってよいほどに厳しい。おそらく研究の歴史の浅さから、それ以外に客観的評価の方法がないのだろう。これでタイやマレーシアにも、Zookeysの共著も喜んでもらえるだろう。
太郎君による分析では、(動物分類学としては)比較的高いIFには、オープンアクセスが効いているとのこと。たしかにそうだろう。目につきやすいことは、つまり引用されやすいということなのだろう。その点、残念ながら、日本の昆虫・動物関係の雑誌の多くは、箸にも棒にもかからない。
http://staphylinidae.wordpress.com/2010/07/31/zookeys-impact-factor/