断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

「虫村の日記」が面白い。今日のザリガニには笑った。だいたい、「人生初、サバを買いました!」という大きな出だしで、サバは決して主役ではないというのがすごい。更新率、文書の面白さ、写真の多さ、人気ブロクの要件を満たしている。要注目。
http://d.hatena.ne.jp/kazuyo1014/

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昼過ぎにミッシに系統解析を伝授する。もちろん私のわかる範囲で。ワードの置換を駆使すると結構楽にいろいろなファイル形式に変換ができる。
それから祝さんが展示用のコガタノゲンゴロウをたくさん持ってきてくださった。多謝。今後協力する予定の大塚標本のデータベース入力の状況についてご説明した。
それから鹿児島大の野望家1年生、河野君が遊びに来てくれた。今後の野望について相談した。唐津くんちに参加した帰りとのこと。その後、金尾君に昆虫学教室に連れて行ってもらった。
テレビ局から、子供番組でアリを飼育したいとの相談があり、最後まで話しを聞く前に島田さんに連絡するようにお伝えした。
次に金尾君が来て、彼の甲虫学会の発表用の写真を撮影する。見れば見るほどカッコイイハネカクシ
ほぼ同時に劉さんが来て、系統解析の少し高等な理屈について説明する。尖閣ビデオを見たかと聞いたら、歯医者で見ましたとニコニコしていた。
そんななか、2日より解剖を始めた3種分の記載論文が完成した(1新種、残りの2種は部分的な再記載)。自分で云うのもなんだけど、そんなに悪くないと思う。タイにいるときから、帰ったら一気に完成させるゾと意気込んでいたので、気力が続いた。明日から2本目に着手。明日中に絶対に絵を完成させてやる!
また、息抜きにタイで採集したツノゼミを一気に台紙に貼りつけた。15種も含まれていた。2種は大学構内、4種は公園の手前の弁当屋、残りの9種は公園内。近場でも環境によって完全に種構成が違うし、マルツノゼミなんて各種の分布範囲はすごく狭い、つまり各地で激しく分化しているように感じられる。公園内の9種中7種は1頭ずつのみ。殆どの種は珍品という、熱帯の典型的な状況。

0時過ぎに夕飯。ウェストで蕎麦。酔っ払ったおじさんが自転車が盗まれたと騒いでいた。お店の人も大変だ。そもそも本当に乗ってきたのかと疑問に感じた。