断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昼前から、久々の農作業。まず、三尺ササゲの残骸を除去し、苦土石灰と肥料を鋤き込んで、タマネギを植えた。この三尺ササゲの除去には往生した。今年のタマネギの苗は根がしっかり残っていて、質が高い。昨年の苗は売れ残りで、今春の収穫は全くだった。来春は良い収穫が望めそうだ。それから大根の間引きや雑草抜きなど。チューリップの球根を植える予定だったが、それには至らず。
15時に大学に到着。弘岡くんに来てもらい、展示室の水槽の大掃除をお願いした。それから山本くんが来て、こんどの甲虫学会で発表するパワーポイントを確認。非常に良く出来ており、直すところがあまりなかった。私はひたすらに絵かきをし、途中から水槽掃除に加勢した。23時40分に絵かき終了。なにしろ毛が多く、時間がかかった。
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富山の衛生研の山内さんよりメールがあり、私がマレーシアで経験したタカサゴキララマダニ(後日、遺伝的に明らかな別種と判明)の吸血例を衛生動物学会西日本支部会で学会発表してくださったとのこと。
マレー半島におけるAmblyomma属マダニによる人体刺症,およびその人体咬着輸入例.
山内 健生, 高野 愛, 丸山 宗利, 川端 寛樹
このときは自分の○嚢についた個体を苦労して、半ば逆立ちして撮影した。刺されると激痛のするダニで(この点でもタカサゴキララマダニとは異なる)、撮影後に涙をポロポロこぼしながら取り外した。また、輸入例とは、帰国後に新大久保の居酒屋で飲んでいたら、背中の瘤が気になり、いじっていたらそのなかからダニが飛び出したという話し。こういう楽しい思い出が学会発表になるなんて一石二鳥。紙になるのが楽しみだ。