断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

午前中は教員会議。審議事項が多く、12時半まで延びた。会議中、市民よりクモの質問があり、アンダソンハエトリという室内性の普通種ですとお教えした。変わった模様なので外来種かと思った由。
13時よりフェニックスの現場を資産管理課の担当の方と視察。すでに樹木医の先生と相談されているようだったが、伐採と焼却しかないとお話しした。
それから武蔵野美大の学生さんから電話があり、テントウムシの模様に興味があって卒業制作をしているので、テントウムシの標本が見たいとのこと。どうぞと言ったら、実家が福岡市内にあり、里帰り中だとかで、すぐに研究室に来た。 ちょうど良い機会だったので、テントウムシカレンダーを差し上げた。
帰りの電車で前の席にウェストオーバー先生が座っていたので挨拶した。途中の駅で私の隣に泥酔したお爺さんが座ってきた。そのお爺さんが眠りながら全力で寄りかかってきたので、こちらも全力で押し返したのだが、非常に重く、まったく効果がなかった。おまけにお爺さんが鼾と一緒に「ブルブル〜」とヨダレを吹き飛ばして、それが手にかかったりした。いい匂いの美女に寄りかかられるのはあまり苦でないが、ヨダレを垂らした酒臭いお爺さんに全力で寄りかかられるのはつらい。醜い押し合いを前で見ていたウェストオーバー先生は苦笑していた。終点の姪浜で「おじさん終点ですよ」と言って揺さぶったのだが、薄目を開けて気持よさそうに熟睡していたので、そのままにして下車した。
朝晩の咳がつらいので、夕方、もう一度病院に薬をもらいに行った。同じ症状の風邪が流行っているようだ。病院はインフルエンザの予防接種を受ける母子家族で賑わっていた。