断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

午前中にEsakiaの校正を終わらせる。
今日から3年生の安藤君と修士1年性の金尾君が実験を始めることになり、午後からボスレイとともに実験を教える。
それからボスレイとミッシが来て、標本作成。香川県産の藤本博文コレクションの続き。普通の虫屋には拾ってもらえない採集品ばかりで、状態も良く、本当にすばらしい。それにしても、香川県の地名の読みは難しくて面白い。「大麻」で「おおさ」、「大川山」で「だいせんやま」。こんなのばっかり。九州も難しいけれど。
札幌の山内さんからツノゼミの標本を貸し出していただき、それが今日届いた。どうしても撮影したかった珍属の標本があり、壊さないようにビクビクしながら撮影した。それから21時過ぎまでツノゼミの撮影を続け、日福飯店でニラ玉定食を食べて帰宅。

      • -

科博の森岡先生が山階芳麿賞を受賞されたそうだ。受賞記念講演に代えてご本人が執筆されたという「第16回山階芳麿賞の受賞にあたって」が公開されている。とても面白い。
http://www.yamashina.or.jp/hp/event/event_log/symposium_2010_02.html
最後に「若い人は90%の自信があれば論文にすべきだ」と書いているが、私は70%くらいでも書いている気がする。