断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日もMyllaenaの続き。意外と難航している。地理的に分化しているようで、Sharpが長崎と箱根から記載したM. japonica Sharp, 1888のシンタイプは長崎と箱根で別種のようだ。箱根のものが雄だったのでレクトタイプにした。
また、Protinodes puncticollis Sharp, 1888という1属1種(1個体!)のハネカクシを解剖してみた。フ節式が4−4−5なので、これまでHygronominiに入れられており、絶対に違うなと思っていたのだが、口器を観察してみたらAleochariniだった。しかも非常に特殊な形態で、半端知識な人が見たら間違った族に置くだろう。