断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日もドタバタ。いくつか仕上げるべき原稿があり、手がつけられなくて困ってしまうが、タイで採集したツケだろう。
今日は藤沢周平の「闇の穴」を読み終えた。藤沢周平の本は空港で確実に売っているので、ひとまず見かけないものは買ってしまう。以前はあまり好きでなかったが、最近は好んで買うようになった。短編集が多く、旅先で気楽に読めるのもいい。「闇の穴」は庄内を舞台とした短編集で、私には最後の2編、「荒れ野」と「夜が軋む」がとくに面白く感じられた。民話的で宮本常一の「忘れられた日本人」を思い出した。