断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

みんな疲れ果てて8時過ぎに起きる。ジョーはぐっすり寝ている。9時半に起こすと、なんと1700m近い(町との標高差400m)ヤサール山の頂上まで夜中に登り、2時に戻ったという。本当に「あしたのジョー」だった。
小松君と私は肉骨茶(バクテー:肉の煮込み)、ジョーと細石君は麺の朝食。細石君はまだ不調で、げっそりしている。
宿の部屋の引越しを迫られ、別の建物に移動する。はじめは窓のない真っ暗な部屋を案内されたが、交渉に交渉を重ねて(比較的)良い部屋を手に入れた。
昼過ぎに低地の森に下る。途中でもちろんドリアンを食べる。犬に食べカスを与えたら、大喜びで食べていた。その道路わきのコミカンソウ科の灌木にナミセツノゼミEbhul formicariusがいた。
14時過ぎにKuala Wohという低地林に入る。久々だが、変わらずとても良い環境。ところが、採集を始めて1時間もしないうちに雲行きが怪しくなり、雨が降り出した。やがて土砂降りとなり、ずぶ濡れになって車に戻った。
本当にひどい雨で、帰り道は川のようになっており、ところどころに倒木や小規模な土砂崩れが起きていた。ほとんど前の見えない大雨で、対向車が見えにくく、運転がとても怖かった。
18時過ぎに宿に戻り、中華店に行く。
ハナちゃんが水っぽい糞をしていた。もうすぐ蛹になりそう。触ったら意外に硬かった。