断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

疲れが溜まっており、左目の瞼が震え始めたので、今日は読書の休日とした。
ペルーにいる間と機内で宮本輝の「道頓堀川 (新潮文庫)」と「錦繍 (新潮文庫)」を読んだ。どちらも言葉に尽くせない作品で、夜が暇だったこともあって、ついつい2回ずつ再読した。成田空港に着き、心地よい読後感に居ても立っていられず、空港の書籍店で「骸骨ビルの庭(上) (講談社文庫)」(唯一売っていた宮本作品)を購入し、ちびりちびりと読了を惜しむように読み進め、今日になってとうとうそれを読み終えてしまった。さきほど「蛍川・泥の河 (新潮文庫)」、「幻の光 (新潮文庫)」、「五千回の生死 (新潮文庫)」、「胸の香り (文春文庫)」が届いた。しばらくは宮本輝を読み続けることになりそうだ。すばらしい作家に出会った。

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Zootaxa誌に掲載された論文が11月に9630回ダウンロードされたことは以前に書いたが、数は減っているものの、その後も、12月に4799回、1月に2281回ダウンロードされているとわかった。合計で3か月に16710回もダウンロードされていることになる。一方、過去に4度掲載され、同じくオープンアクセスのZookeys誌では、各論文せいぜい1000回程度ダウンロードされたのみであった。Zootaxa誌に掲載された論文のほうがおそらく面白いというのはあるが、それにしても大きな差である。Zootaxaのほうが歴史が古く、多くの安定した読者を持っているというのもあるだろうが、ウェブサイトの見やすさも大きな要因になっていると思われる。Zookeys誌のサイトはとにかく見にくい。
Zootaxa: http://www.mapress.com/zootaxa/
Zookeys: http://www.pensoft.net/journals/zookeys
今や全動物の2割以上はZootaxaで記載されるという時代である。読者の目に触れる機会の多さもあいまって、Zootaxaの主流化は相乗的に大きくなっていくことだろう。