断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

Kaeng Krachanの哺乳類の密度は半端ではない。ゾウには威嚇されるし、夜に森を歩けば、ホエジカやらジャコウネコやらいろんな動物をみかける。ふつう、余程本気で探さない限り、一晩に多数の哺乳類を見ることはない。
昼間はサルの世界だ。このシロマブタザルTrachypithecus obscurusは、その名の通り瞼の白いかわいらしい顔のサル。青山さんによると滅多に地上に降りて来ないそうだが、このときは運よく川辺に降りて水を飲む様子を観察することができた。子供を抱く群れも見たが、赤ちゃんは金色の毛並みで、実にかわいらしくて、美しかった。ここにはこのほかに、ベニガオザルとテナガザルの仲間がいるようで、ベニガオザルは何度も見たが、テナガザルは声だけだった。