断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

どたばた。少し原稿が進んだ。今日から神代君がD1として佐賀大に移ると挨拶に来てくれた。思いやりのある学生さんで、それは研究態度(ゼミ発表等)にも表れていた。大変淋しくなる。
それにしても先週までの風邪は長引いた。タイではビブラマイシンというマラリアや菌に対する抗生剤を飲んでいたのだが、それで抵抗力が下がってウィルスに感染したのかもしれない。また現地が乾燥していて、常に土埃を吸いこんでいたのもあったと思う。
Facebookで知り合ったタンザニアの標本商にツノゼミを売ってくれと言ったところ、20-30種を合わせて500頭準備したと連絡が来た。これは良い話だと思ったが、先に送料と輸出許可費用を送れという。そもそも簡単に20-30種を準備できることが怪しいし、先にお金を送れというのも怪しい。以前にアメリカ人との取引経験があると言っていたので、その人の連絡先を教えるように連絡し、送られてきたメールアドレスに信頼性ついて尋ねた。返信はその標本商は信頼に足るというものであったが、英語の癖(間違っている文法)が全く同じで、そもそもアメリカ人とはとても思えない覚束ない文章である。つまりタンザニアの標本商は、「過去の顧客」になりきって私に返信していたわけである。もちろんすぐに取引は中止した。無駄なメールのやり取りで、20-30種のツノゼミという良い夢を見て終わった。タンザニアの標本商に注意。