断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ


これも一度生きたものが見たかった。オナガツノゼミモドキDarthula hardwickiといって、ツノゼミ上科Membracoidea、ツノゼミモドキ科Aetalionidaeのアジア特産にしてアジア唯一の属。2センチメートル程度と巨大で、見た目も可愛らしいというより不気味。だいたい変な尻尾が意味不明。普通この仲間は何かしらのハチ目昆虫が随伴しているのだが、これはただ寄り集まっているだけで、誰も来ていなかった。そこも不気味。しかも、捕まえると悪臭を放つ。
この仲間はヨコバイ類では異端の有名種だが、日本に標本はあまりないようだ。たくさんあるので、欲しい方はお知らせください。