断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は家で原稿書き。

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最近気になる言葉
「呑む」:液体、とくに酒を飲むことにわざわざ「呑む」という言葉を使う人がいる。「呑」とは字義のとおり硬いものを飲み込むことである。また、「要求を呑む」といった喩えに使われることもある。「呑みましょう」なんて言われると、誰かに強いられている依頼を呑むのか、あるいは魚を丸呑みするのかな、などと考えたりはしないが、「凝った漢字を使ってます♪」という感じがしてしまい、居酒屋の便所にあるヘタウマな字で書いた説教を思い出してしまう。
「子ども」:もともと「子」に「ども」をつけることによって、「子」の複数形を指していたそうだ。「供」は当て字で、あまり意味はない。それが時代とともに複数形の意味を失い、一人でも「子供」となった。ところが、「子どもにも人権がある」などと叫ぶ神経質な人たちが、「供」を従者のような意味であると勝手に誤解し、「子ども」なる表記を主張し始め、それを鵜呑みにした人たちによって普及しつつある。「子供」でなんの問題もない。万が一「供」が従者の意味だったとしても、ひらがなにすることで意味が変わるわけではない。九大でも散見される表記だが、教育関係者が使うなんて恥ずかしいことだ。

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畑を見る。福島のSさんからトマトの露地栽培の資料をいただいたので、それを読んでいくつか作業をした。トマトは色づき始めた。「イェローミミ」という黄色いミニトマトが甘くてびっくり。他の赤い品種も甘いと謳っているが、全然違う。写真はマイクロトマトで、これはこれでおいしい。ただし草勢があまりに強く脇芽を摘み取るのが大変。
やはり野菜のなかでトマトが一番面白い。見た目が愛らしいし、ちゃんと収穫するのには手をかけなければならず、工夫の成果がはっきりしているのもいい。7月中旬までが勝負。
スカシユリやダリアも咲き始めた。