断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝からコンスタンチノフさんとチャモロさんをお連れして太宰府へ。行きの車中でいろいろな話しをした。とくにはずんだのは語学の話しで、コンスタンチノフさんは38歳でアメリカに渡り、最初はアメリカ英語の聞き取りにくさに非常に苦労したそうだ。シカゴで私も同じ経験をしたので、懐かしい気持ちがした。
太宰府に着いたとたん、馬の放尿のようなすごい雨に。人は少なく、雨に包まれた天満宮もなかなか良かった。
それから九州国立博物館へ。手ごろな観光地で、とくに売店は喜んでもらえた。
昼食は参道の「やす武」でてんぷら蕎麦。これも喜んでもらえた。チャモロさんが漢字をいたく気にいったようで、自分の名前を漢字で書いてくれという。そこで「茶諸」と書いた。なかなか風情がある。コンスタンチノフさんにも頼まれたが、難しすぎて「こんすたんちのふ」とひらかなで書いてお茶を濁した。
それから、好日山荘とSnow Peaksで山用品を見る。後者はコンスタンチノフさんのお気に入りだそうで、高価な小物をたくさん購入していた。外国産にしては出来がいいなと思っていたら、新潟県の会社だそうだ。
それから空港でお別れ。とても良い人たちで、また会いたいと思った。
英語を聴き続けるのは脳が疲れるようで、大学に戻ると耐えがたい睡魔に襲われた。
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夜になって原稿の最終的な加筆を行った。亀澤さんと藤野さんに最後の原稿を見ていただいた。亀澤さんは編集者なので言わずもがな。藤野さんは学生としては非常に文章能力が高く、驚かされた。普段からかなり本を読んでいるのがわかる。学生さんも人によっていろいろ抜きんでたところがあって、そういうところを見つけると今後の成長が楽しみで嬉しくなる。