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断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

環境省レッドリストが公表された。私も委員として参加し、主に甲虫の選定を担当した。
特筆すべきはスジゲンゴロウの絶滅宣言。その他、多数の平地の湿地性種を絶滅危惧種、準絶滅危惧種に追加された。本当はもっと加えるべき種があると思うが、最善は尽くされたと思う。水生昆虫が充実しているのは、なにより精力的に調査されている方々から充実した情報をいただいたおかげ。逆に調査のあまり進んでいない草原性種や好蟻性種など、特殊環境の種はまだまだ。
また、小笠原諸島の昼行性昆虫のかなりのものがリストに加わった。それもこれもアノールトカゲやオオヒキガエルなどの外来種による捕食が大きな原因。確実な証拠がないので全体に控えめの選定となったが、小笠原の「絶滅危惧種」のなかには10年以上見つかっていないものも少なくなく、絶滅しているもの混じっている可能性が高い。
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=20554&hou_id=15619
日本の生物多様性とその悪化状況を考えると、まだまだ追加種は多いに違いないが、ようやく先進国水準に近づいたといえるかもしれない。
ようやく肩の荷が降りた。と言いたいところだが、こんどはレッドデータブックの執筆が待っている。
*明日、細かい部分についてもう少し説明する。

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朝から今田さんとお母さんが展示を見にお見えになった。今回の展示を主目的に来て下さったようだ。本当にありがたい。
昼過ぎから福岡こども病院へ、阿部さんと三島さんと3人ででかけ、ベッドサイドミュージアムを開催した。夏休みのおわりとあって子供は少なかったが、目を輝かせて見る子供にはウルっときた。