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断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝7時出発し、ハルコン山に登る予定だったが、目覚めるとシトシトと雨が降っている。ガイドに連絡し、9時まで様子を見ることにした。
9時頃になると小ぶりになっており、出発を決意する。ノエルの迎えの車にのり、彼の家でジープニー(日本車のトラックの中古のエンジンを積んだ、大型のジープ)に乗り換え、登山口に向かう。
登山口に着くと、歩荷が6人くらい来て、次々にわれわれの荷物を担いでくれる。ノエルが用意した食料もかなりの量である。しかし、カメラなどの貴重品は自分で持つので、結局われわれも10キログラム近い荷物を持つことになった。

さっそく登り始めるが、平地からいきなり山が突き出しているような地形で、これがきつい。さらに、発展途上国の山に共通するように、直線的に道が付いている。日本のように蛇行して緩やかな傾斜になっていることはめったにない。ここはとくにひどく、45度以上の「崖」が何箇所もあり、泥や小石の道で何度も足を滑らせた。

小雨のふるなか、8時間かけて野営地に到着。めいめいテントを張る。ノエルや歩荷たちはさっそく木を切って、簡単な小屋を建てた。
夕飯はコンビーフと米。ミンドロ島は水に恵まれているようで、米がとてもおいしい。これにはびっくりした。
外に出かけようとしたが、夕方から雨がひどくなったので、テントの中で読書にふける。