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断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

写真:フィリピン2013

現地の人に「こんな虫を探してください」とツノゼミの写真を見せたら、この種のようなヒシバッタを次々に探してきてくれた。この仲間も好きなので、生きたものを見られたのは良かった。フィリピンではこのMisythusのように前胸の発達したヒシバッタが繁栄しており、場所ごとに種や形が異なる。このほかにも、もっとすごい形をしたHymenotes、もう少し普通っぽいDiotarusといった属もある。日本のいずれのヒシバッタとも異なった生態をしており、草藪のなかの地面にいたり、地衣の生えた木の枝に止まってそれを食べているものを確認した。この種のようにリーゼントの髪型や、モヒカン刈りのような形のものが多いので、私は総称して「ツッパリバッタ」と呼んでいる。折を見て私の収集品を公開したい。ちなみに、Hymenotesのなかまは過去にツノゼミとして扱われた事実もあるので、現地の人の誤認は決してひどいものではない。前胸背板が発達して突起になるという点は、ツノゼミと形態的に共通している。